光の線。

地上から一つ、二つ、三つと数本の光の線があらわれた。


その光の線達はゆっくりと天に向かって伸び続けていた。


その数本の光の線を追うように他の光の線があらわれた。


十、百、瞬く間に無数もの光の線が地上からあらわれゆっくりと天に向かって伸び続けていた。


その一つ一つの光の線の中には人々の願い、祈り、思い遣り、慈悲がこめられているとゆう。


無数もの光の線達は地上から天に向かってゆっくり伸び続けていた。


一つ一つの光の線が天まで届いた時、天で集合体となり強く美しい輝きを放たれた。


天で一つとなった光は地上に愛、希望、勇気、励まし、喜びそして平和の光を照らし続けていくのであった。




最後までお読み下さり誠にありがとうございます。

雅蓮。

みかんの花。

私がまだ幼い小さな少女だった頃にみた親戚のお姉さんの花嫁姿があまりにも綺麗でとても印象に残っていた。



あの日のお姉さんの髪にはみかんの花が飾られていた。



あの時の私はお姉さんの真似をしたくてよく母親にせがんで、髪にみかんの花を飾ってもらってたな……。



将来大人になってお嫁にいくときはぜ~ったいに髪にみかんの花を飾るんだって幼ながらにまわりの大人達や友達に言いまくってたっけ……。



みかんの花への憧れはずっと消えることなく時は過ぎていった。



あの日の親戚のお姉さんのように嫁ぐ時はみかんの花を髪に飾りたいと夢を抱きながら大人になっていた。



そして今日は私が愛する人のもとへ嫁ぐ日……。



花嫁衣装を身に纏い髪にはみかんの花を飾って。



今日、幼い少女だった頃からずっと憧れていたみかんの花を髪に飾って愛する人の元へ嫁いでいくの。




最後までお読み下さり誠に感謝致します。

補足…………みかんの花言葉は「愛らしさ」「結婚式の祝宴」「花嫁の喜び」だそうです。

実際、西洋のある地域では結婚式の時に花嫁さんがみかんの花を髪に飾る風習があるみたいです。

今回の詩はみかんの花言葉を読んでいる時に思い浮かんだショートストーリー的なものとなりました。

何時もご拝読感謝致します。寒くなってきました。くれぐれもご自愛下さいませ。

雅蓮。

ただいま。おかえり。ありがとう。

さあ、帰ろう。

待っていてくれる人達のもとへ。

さあ、帰ろう

大切な人達のもとへ。

さあ、帰ろう。

ただいまと言える人達のもとへ。

さあ、帰ろう。

おかえりと言ってくれる人達のもとへ。



笑顔で帰りを待っていてくれる人達がいる。

あたたかい気持ちで帰りを待っていてくれる人達がいる。

帰りを待っていてくれる人達の心は何時も穏やかで他者に優しく接する人達ばかり。

彼等の心の中には何時も美しい透明な小川が流れていて小川のせせらぎと小鳥達のさえずりが聞こえてくる。

せせらぎとさえずりが聞こえてくるたびに私の心は満たされそんな人達へ感謝の気持ちでいっぱいになる。

さあ、帰ろう。

美しい真心の持ち主達のもとへ。

さあ、帰ろう。

優しい真心の持ち主達のもとへ。

さあ、帰ろう。

ただいまと言える人達のもとへ。

さあ、帰ろう。

おかえりと言ってくれる人達のもとへ。

そして、皆にありがとうの言葉を沢山贈りたい。

ただいま、待っていてくれてありがとうと皆に伝えたい。

さあ、帰ろう……。





最後までお読み下さり誠にありがとうございます。

鋭利な刃物。

その人から発せられる言葉はまるで鋭利な刃物のよう。

そう、その人は何時も鋭利な刃物を吐き出し人々を攻撃をしていくの。

その人のまわりにいる人達はその人に近寄りたがらない。

皆、恐れているの……その人を……。

注意と警告を皆で何度もしたのに……。

納まるどころか反抗してより強靭な刃物となって襲ってくるの。

その度に深い傷を負う犠牲者が増えていた。

その深い傷の痛みはその人達にとって一生癒える日が来ないかもしれないとゆうのに……。

その人は知らない。

自分がしてきた行いはやがて自分にかえってくることを。

いつか自分に戻って来ることを知らない……。

今も変わらずにその人が発する言葉は鋭利な刃物のよう。

そして、人々を攻撃して恐怖に落とし入れ傷をつけているの。

その人のまわりにいる人達はやがてその人に対してこう、思いはじめるの。

「可哀想な人だ。」って。

哀れみの気持ちでその人と接していくしなかないって。

その人が今後将来に待ち受けているものはどんなものなのかと思いはじめるの。





最後までお読み下さり誠にありがとうございます。

寒い日が続きますので、時期柄くれぐれもご自愛下さい。

雅蓮。

金魚のため息。

ハァ~……。

ハァ~……。

ハァ~…………。

もう!アタシの飼い主ったら嫌んなっちゃう!

今朝も仕事に行ったは良いけど、お財布忘れて慌てて家にとりに戻ってきたのよ!

あの時、アタシが大声で「お財布、忘れてる~~‼️」って怒鳴ってあげたのにさ。

この間なんかスマホとマスクを忘れてったのよ~!

ハァ~~~~~…………。

もう!しっかりしてよって感じよね。

アタシの飼い主って気が優しくてとっても良い人なんだけどさ~、ちょっとぬけたとこがあんのよね~なんだか、何時もボーッとしてるしさ。

この人、大丈夫かしらって何時も心配になっちゃうのよ。

ハァ~……。

ハァ~……。

アタシなんて飼い主に喜んでもらうために毎日、美しく優雅に泳げるように練習してるっていうのに。

後、飼い主に歌を披露しようと思って毎日、口をパクパクしながら歌の練習もしているのよ。

あたしも結構、忙しいのよね。人の心配なんてしてられないわ。

ハァ~……。

ハァ~……。

ハァ~……。

でもね、この金魚鉢の中って最高に居心地が良いのよね~。

水の中も何時も綺麗で快適なの!

水草の上での昼寝は本当に気持ちが良いのよね。

飼い主のアタシにくれる食事のチョイスもアタシ好みでグッドだわ。最近、ダイエット中なんだけどね……(汗)

頼りないとこあるけど、最高に優しい素敵な飼い主なのよね。

こんな人に飼われて私って凄く幸せな金魚よね。

さっ!今日も一生懸命に働く飼い主様が楽しんでくれるよう、泳ぎのうでを上げなくっちゃね!

あっ!歌の練習もしなくちゃだわ。

がんばるぞ~!

あ~、忙しいわ。






最後までお読み下り誠にありがとうございます。

雅蓮。

千羽鶴

数羽の千羽鶴達が青空の中を羽を羽ばたかせながら飛んでいた。

数羽の千羽鶴達が太陽の下を羽を羽ばたかせながら飛んでいた。

千羽鶴達は希望、感謝、願い、愛を乗せて飛んでいた。

愛する人に気持ちを届けるためにひたすら羽を羽ばたかせながら飛んでいた。

愛する人よ、あなたは何時も感謝の心を忘れない人。

愛する人よ、あなたはまわりに笑顔を振舞いて他者の心をあたためる人。

愛する人よ、あたなは沢山の人の幸せばかりを願いつづける優しい人。

愛する人よ、あなたはありったけの愛を人々に無償で与えてるような献身的な人。

そんなあなたに救われた数多の人々があなたの幸せを祈り千羽鶴を折ることになった。

愛する人のため、希望を込めて千羽鶴を折る人達。

愛する人のため、 感謝を込めて千羽鶴を折る人達。

愛する人のため、願いを込めて千羽鶴を折る人達。

愛する人のため、愛を込めて千羽鶴を折る人達。

折られた千羽鶴は羽を羽ばたかせ空高く飛んでいった。

愛する人のもとへ込められた気持ちを届けるために。

数羽の千羽鶴達は青空の中を羽を羽ばたかせながら飛んでいた。

数羽の千羽鶴達は太陽の下を羽を羽ばたかせながら飛んでいた。

千羽鶴達は希望、感謝、願い、愛を乗せて飛んでいた。

愛する人に気持ちを届けるためにただ、ひたすら羽を羽ばたかせながら飛んでいた。

青空の中を太陽の下を千羽鶴達は羽を羽ばたかせながら愛する人のところまで飛んでいた。





最後までお読み下り誠にありがとうございます。

この詩は、てぃか君さんに捧げたいと思い書かせていただいた詩です。微力ながら、てぃか君さんに何が出来るかなと考えたすえに思い描けたのが「千羽鶴」でした。勝手ながらに掲載させていただきました。

てぃか君さんの心あたたまるブログ、楽しみにしていますね。大好きなてぃか君さん何時もありがとうございます。感謝を込めて。

雅蓮。

水鏡

辛くてどうしようもなくなる時がある。

自分に嫌気をさしてしまう時がある。

自分は生きていてもしょうがない人間だと思う時がある。

なぜ、私はこんなにも不幸な人間なんだろうか?

そう思っていると息を吸うのも苦しくなってきた。

深い暗闇の中に閉ざされしまったような感じだ。

もう駄目だ……私は何の価値も無い人間……深い暗闇の中がお似合いなんだ。

下を向きながら暗闇の中を立ちすくんでいたら、足元に小さな水溜まりがスッとあらわれた。

えっ?水溜まり?こんなところに?

不思議に思いながら水溜まりを恐る恐る見てみた。

水溜まりの中に私の顔が映し出されていた。

私はしゃがんで水溜まりの中の私の顔をまじまじ眺めはじめた。

驚いたことに水溜まりの中の私が私に何かを告げるように話しはじめたのだ。

「あなたは、幸せな人間。なぜって?それはね……。

あなたには、五体満足の体を持っている。

見る目、聞ける耳、話すことが出来る口を持っている。

それに、雨風を凌げる一つ屋根の下で暮らせる家もある。

食べていくための仕事もある。

そして、愛する家族もいるんだよ。

あなたは、恵まれた幸せな人なんだよ。

この幸せに感謝しなければいけないんだよ。

感謝して沢山の人の幸せを願うこと。

幸せである自分を忘れないでね。

感謝する気持ちを忘れないでね。」

と、水溜まりの中の私が私に告げてくれたのだ。

水溜まり中の私が、幸せであることを忘れていた私に思い出させてくれたのだ。

暗闇は消えさり温もりのある光に照らされているような穏やかな気持ちになれていた。

そして、何不自由なく生活ができて生きていけることに感謝をしなければと思うのであった。