つらら と 太陽 と 華

私は心を冷凍庫にいれていた。
心はいつも冷たいまま。

いつも寒さを感じていた。
全ての事がどうでも良くなっていた。

笑うことや喜ぶこと怒ることもしなくなっていた。

心はカチコチに凍っていた。
もはや、つららのような鋭い形になっていた。

別にそれでも良いと思っていた。

あなたに出会うまでは…。
最初、あなたを見た時太陽のような人だと思った。

太陽の光のようにサンサンと人々の心を暖めてくれる人。
あなたの近くにいるとポカポカとしていて居心地が良い。

あなたのお陰で美しい華を咲かすことが出来た人が沢山いるんだろうね。
そんなあなたを私はカチコチに凍った心のつららで攻撃して何度も傷つけた。

なんてことをしてしまったのだろうと今は思う。

あなたは私を責めずに優しく暖め続けてくれた。
あなたの太陽の暖かさで冷凍庫に入れていたつららのような私の心は溶けていった。

そして、溶けていた私の心に華の種を植えてくれたのだ。

私もあなたのような太陽のような人で人々の心を暖めて華を咲かさせるような人間でありたいと思った。