ミラーボール。

良い加減にしてよ!!

これ以上、付き纏わないでよ!!

あたし達、無かったことの関係になったのよ!!



会えない夜を泣いて過ごすなんて時間の無駄だった。
火傷の痛さを我慢し続けるなんてまっぴらごめんだわ!!



週末、都会の場末のディスコで出会ってしまったのが間違いだったのよね。

あたし達はディスコのミラーボールの下でお互い一目で恋に落ちしまった。




ミラーボールの下で踊るあたし達はイカしていた。

ミラーボールが放つ輝きはあたし達を祝福していた。

ミラーボールの下で週末だけ二人で甘い果実を味わっていた。





あたしはあの時からあんたの恋の奴隷になっていた。

恋とゆう弱みを握られていたのよね。

ああ、なんて愚かなあたし!!

本当に、馬鹿だったわ!!

ねぇ!これでわかったでしょう?

わかったんならあんたを待つ大切なお姫様のところへさっさとお帰り!!




ミラーボールの下で踊るあたしはイカしている。

ミラーボールが放つ赤い輝きはあたしへの怒り。

ミラーボールの下でのあたしは独りで生きていくと決意する。



週末、都会の場末のディスコであたしは朝まで踊り明かす。

独りミラーボールの下で。







何時もお読み下さり誠にありがとうございます。
雅蓮。