居場所

誰もいない静寂な世界。

ここはジメジメしていて泥沼にはまったように歩くことが出来ない。

陰鬱って言葉がよく似合う場所。

ここが自分の落ち着くことができる唯一の居場所。

ここに居ても良いのかな?何時までも居続けてはダメなのかな?

そんな葛藤をしながら、片腕から垂れ流されている生命の液体を見惚れながら至福の時間を過ごす。

寒くて凍りついてしまうような世界。

冷気が肌に突き刺すようで痛くて動くことが出来ない。

陰鬱って言葉がよく似合う場所。

ここが自分の落ち着くことができる唯一の居場所。

陰鬱って言葉がよく似合う場所。

ここに居ても良いのかな?何時までも居続けてはダメなのかな?

そんな葛藤をしながら、片腕から垂れ流されている生命の液体を見惚れながら至福の時間を過ごす。

ストーンペーパーのような人。

人の話をよく聞いていないと言われる。

自分のことばかりしか考えていないと言われる。

それは、当たりで私は自分好きなのだ。

自分が一番好きで他者を思いやることが出来ない。

こんな自分では駄目だと反省しつつもやはり自分が一番かわいく思えてしまうのだ。

私の心は石のように硬くなっていき何も感じなくなってきている。

頭も石頭になっていて、頭がズーンと重い。

ストーンペーパーのような人になりたい。

ストーンペーパーは地球を綺麗にしてくれる。

ストーンペーパーは世の中を明るく照らす。

ストーンペーパーは自然に優しい。

ストーンペーパーは人々の役に立てている。

ストーンペーパーは人々を幸福へと導いている。

ストーンペーパーのような人になりたい。

無限の可能性のあるストーンペーパー。


いない人の悪口をよく言ってしまう。

不平不満を抱えていてあらゆる場所で抱えているものをぶちまけては八つ当たりしてしまっている。

自分より幸せそうな人をみると羨ましがってみたり妬んでみたりしてしまう。

こんな私に注意をする人を憎んでしまうのだ。

こんな自分ではイケないと反省しつつもやはり自分が一番優位でいたいのだ。

私の感性は石のように硬くなっていき何も感じなくなってきている。

身体の至る所に石が詰め込まれたみたいで身体が重苦しい。

ストーンペーパーのような人になりたい。

ストーンペーパーは地球を綺麗にしてくれる。

ストーンペーパーは世の中を明るく照らす。

ストーンペーパーは自然に優しい。

ストーンペーパーは人々の役に立てている。

ストーンペーパーは人々を幸福へと導いている。

ストーンペーパーのような人になりたい。

無限の可能性のあるストーンペーパー。

頂上までの道のり

頂上まで登ってやろうと決心をした。

私なら必ず成し遂げられると自信に満ちていた。

だが、道は想像以上に険しく頂上まで辿るのに困難続きだった。

早急に頂上に到着したいがために熱くなりすぎた私の頭に冷や水を浴びせかけてくれた人がいた。

道を迷ってしまい困っていた私を親切に正しい道へ案内してくれた人いた。

途中、泥沼にはまってしまった私を懸命に泥沼から助けだしてくれた人がいた。

怪我を負ってしまった私を必死に治療してくれた人もいた。その人は私に励ましの声をかけてくれた。

持ってきた食料や水も尽きてしまい、ひもじくなっていた私に食べ物と水を見返りを求めずに分けてくれた人もいた。その人は私を元気づけてくれた。

頂上まで辿り着くのは無理だと弱気な思いに苛まれた時に慈悲深い声をかけてくれた人がいた。

人の温かさに触れていくことで人生、初めて人の前で嗚咽しながら大泣きをした。その人は泣いていて、ガタガタ震えていた私の背中を優しく撫でてくれた。

応援してくれる人、協力してくれる人も沢山いた。

その甲斐があり、ようやく頂上まで到着することができた。

目指していた、頂上にやっと到着することが出来たのだ。

頂上から眺められた広大で雄大な景色。

景色を眺めながら私は頂上までの道半ばで助けてくれて救ってくれた人々の顔を一人、一人思い返していた。

私一人だけの力ではここまで来ることは不可能だった。

あらゆる人達のお陰でここまで来れたのだ。

沢山の方々の力があってこそなのだ。

私は胸に誓ったのだ。

感謝と謙虚な気持ちをいつまでも忘れることなく持っていようと。

あなたの肌に触れることは許されない。

今の世の中では。

あなたを抱き締めることも許されない。

今の世の中では。

あなたにキスをすることも許されない。

今の世の中では。


ならせめて、地面に映るあなたの影を私の影であなたの影を触れさせて。

せめて、私の影であなたの影を抱き締めさせて。

せめて、あなたの影で私の影にキスをして。

眩しいくらいの朝日が待ち遠しい。

照りつく太陽が恋しい。

美しい日の光で映しだされたもう一人のあなた。

もう一人のあなたともう一人の自分となら誰の目も気にせずに触れ合うことができる。

今の世の中では。

あなたたちの光が好き。

あなたたちから放たれる光は愛しい。

あなたたちを纏っている光は限り無く美しい。

時に、残忍な者によりあなたたちの光を奪ってしまう者がいる。

いとも容易くあなたたちの光を残酷に消してしまう者がいる。

奪われてしまった光たち。

消されてしまった光たち。

その光たちはどこへ行ってしまったのかな?

きっと、違う世界に行ってしまってこの世界で得られなかった幸せを得ているのかな?

そして、再びこの世界に戻ってきてくれるのかな?

戻ってくれても、強く美しい光を放ってくれる?

あなたたちの光を大切にする者も沢山いるから安心しておくれ。

あなたたちの光をめいいっぱい愛する者も大勢いるから恐がらないでおくれ。

あなたたちの光を必要とする者がいるんだよ。

あなたたちから放たれる光は献身的で優しさに満ち溢れている。

そして、あなたたちは大切な人の身代わりなって助けてあげたり人々に見返りを求めずに幸福を与え続けているんだよね。

エンジェル

僕のしていることはいけないことなのかな?

僕はただ、エンジェルに会いたいだけなんだ。

エンジェルに優しく包まれていたいだけなんだ。

僕は人に迷惑をかけることはしていないんだ。

ただ、エンジェルに会いたいだけなんだよ。

僕のエンジェルは沢山の愛を僕に注いでくれるんだ。

苦痛から解放してくれるんだ。

息苦しい気持ちを楽な気持ちにさせてくれるんだよ。

流れる涙を丁寧に拭ってくれるんだ。

腐った世界を輝く世界に変えてくれるんだよ。

泥しかない場所を花一面にしてくれるんだ。

僕の愛しいエンジェル。

僕だけに優しいエンジェル。

僕はエンジェルに会いたいんだよ。

エンジェルに会うことはそんなに良くないことなの?

イケない子

今日も身体のあちこちが痛むんだよね。

凄くじんじんして痛くて我慢ができないよ。

口の中も切れてて血の味しかしないよ。

ボクがイケない子だからね。

言い付けどおりに出来ない子だからね。

しょうがないんだよ。

ボクが悪いんだよ。

身体中に残された黒い模様達はボクがイケない子だからなんだ。

今日こそは喜んでもらえるように過ごさなくちゃね。

けれど、ついつい忘れてしまうんだよね。

イケない子になってしまうんだよね。

気をつけなくちゃね。

怒った時、物凄くこわいから。

ボクはごめんなさいとしか言えないから。

ボクがイケない子だからね。

言い付けどおりに出来ない子だからね。

しょうがないんだよ。