この地に来た当初は見えるもの全てが新しくてやる気に満ち溢れていた。
夢も大きくて未来に期待していた。
今が素晴らしいと思った。
今が素晴らしいの。
今この瞬間が素晴らしいの。
やがて、夢は敗れてかつて描いていた未来とは逆のことが起きていた。
東京に戻りたいと思っていた。生まれ育った東京に戻りたい。
東京にいた頃の自分が輝いてみえた。あの日の自分は素晴らしかった。
今が素晴らしいと思った。
今が素晴らしいの。
今この瞬間が素晴らしいの。
東京に戻りたくても戻れなくて暗いトンネルの中で悶々としていた。
長いトンネル生活だった。
トンネルの中では自分と会話していた。
話し相手は自分だけだったから。
今が素晴らしいと思った。
今が素晴らしいの。
今この瞬間が素晴らしいの。
暗かったトンネルでも一筋の光が現れた。
光の中には本当の自分がいた。
本当にしたいことが出来ている自分がみえた。
トンネルの中の時間は無駄では無いと思えるの。
全ての経験は今に繋がっていくんだと実感できた。
沢山の気付きを教えてくれたこの地は第二の故郷。
いさせてくれた事に感謝。
これからもずっと「ありがとう。」を言い続けたい。
今が素晴らしいと思った。
今が素晴らしいの。
今この瞬間が素晴らしいの。
最後までお読み下さり誠にありがとうございます。雅蓮。