夜の街を彷徨う私。
私好みの男はいないかしら。
今夜も好みの男を探しながら街を彷徨うの。
さあ、私好みの男はどこにいるのかしら?
私に相応しい美しい男はどこにいるのかしら?
蛾の女のキス。
蛾の女のキス。
蛾の女のキス。
私の羽から放つ金色に輝く鱗粉。
金色の鱗粉であなたを魅惑の世界へ連れていってあげる。
魅惑の世界に虜になるあなた。
蛾の女のキス。
蛾の女のキス。
蛾の女のキス。
虜になっているあなたに私からの極上のキスをしてあげるわね。
ここからが、私の食事。
甘いあなたの魂を吸い取ってあげる。
あなたの魂の味を楽しみながら吸い取ってあげるわね。
ゆっくりと。
蛾の女のキス。
蛾の女のキス。
蛾の女のキス。
蛾の女のキス。
今夜も獲物を探しながら街を彷徨うの。
最後までお読み下さり誠にありがとうございます。
雅蓮。