情念のソファー。

はじめて君を見かけた時から君を愛していた。

ずっと、君を見ていたよ。




君のことをずっと見ていると今の俺が救われるんだよね。

本当に救われた気持ちになるんだよ。

君の全てを見ているとね。



一生懸命に仕事をこなしている君も素敵だね。

お気に入りのパスタの専門店で一番好きなカルボナーラを食べている時の君は本当に幸せそな表情になるね。

フォークでパスタを巻く時の君の指は美しくてセクシーだよ。




休日、君のお気に入りのソファーでくつろぐ君が何よりも好きなんだ。


お気に入りのソファーはお洒落なソファーで君に似合っていると思うよ。センスが良いんだね。




ある時……………君のお気に入りのソファーになりたいって願うようになってきたんだよ。


君のお気に入りのソファーになりたい。

ソファーが羨ましい。

ソファーとなって君の肌の感触を味わっていたいんだよ。

あのソファーになれればどんなに幸せなことか。



そんなことばかり考えていた俺に良い考えがひらめいたんだ。

ソファーの中に潜り込めば良いのではないか?

何て良い考えなんだと我ながら思ったよ!!

そうすれば、君の温もりを何時でも感じていられるんだよ!!



最近はソファーの中にどうすれば潜り込むことが出来るか、そればかり考えているんだよ。

あのソファーの中に自分がいる事を想像するだけで幸せな気持ちになれるんだ。



この願いは必ずや果たしたいと思っているんだ。




そう、そう、これも最近の事なんだけど俺、転職したんだよね。

ソファーをつくる会社にね。









最後までお読み下さり誠にありがとうございます。

雅蓮。