孤独感や寂しさを紛らわしてくれた明かりが眠りを告げる頃。
草花に潤いを与えていた露は草花に別れを告げた。
限られた時間で舞踏会を開いていた動物達は次回の開催日時を決めて今日の舞踏会を解散した。
イタズラ好きの亡霊達は悪ふざけを楽しんでいたが次の再開を告げ合って散り散りに去っていった。
出会ってはいけない人形達は密会を惜しむように次回の密会を出来る暗号を告げ合って元の位置に戻った。
高揚しきった気持ちを落ち着かせるように、正の強いエネルギーと包容に満ちた温もりを持つものが表れた。
その強さと温もりからは、とてつもない安らぎ感を世の中に与えていた。
歪んだものは真っ直ぐに。
毒素は吐き出して。
自ら魔物を引き寄せないで。
全てのものに正のエネルギーを与え続けよう。
全てのものに愛を捧げていこう。
永遠に。
今日もこう告げながら世の中を見守ってくれているのであった。