あの時の君は、日に日に痩せていき、顔も青白くて目の中の瞳孔も開いたままで真っ黒だった。
あの時の君はただ、どこからか襲ってくる恐怖と突然やってくる寂寥感から逃れたかっただけなんだ。
気付いてあげられなくてごめんね。
話を聞いてあげられなくてごめんね。
救ってあげられなくてごめんね。
傍にいてあげられなくてごめんね。
あの時の君は、自分を責めながら生きていたね。泣きながら僕に電話をかけてきた時もあった。何か紛らわすものが必要だったんだよね。
あの時の君はただ、どこからか襲ってくる恐怖と突然やってくる寂寥感から逃れたかっただけなんだ。
気付いあげられなくてごめんね。
話を聞いてあげられなくてごめんね。
救ってあげられなくてごめんね。
傍にいてあげられなくてごめんね。
あの時、君と過ごした日々は僕の宝物だよ。
君から貰った宝物はずっと大切にしていくからね。